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ボンボン転落してDQN、金の亡者の話 その1
303: 名も無き被検体774号+ 2012/11/02(金) 13:02:14.72 ID:X5vKoUboO
おせーよ出川
またシバかれてーのか

306: 名も無き被検体774号+ 2012/11/02(金) 13:58:43.98 ID:sW4rIWg30
来てた
待ってるぜ!

307: 名も無き被検体774号+ 2012/11/02(金) 14:11:32.94 ID:+yygfeqk0
おい 出川











ぶっころすぞ?

308: 名も無き被検体774号+ 2012/11/02(金) 16:56:54.78 ID:gX+nbBvZ0
おっさぁぁぁん待ってたよーん

309: 出川哲朗 ◆gc/JX/GnzA 2012/11/02(金) 17:58:27.07 ID:pboYP+9j0
真田についてそろそろ話す。
真田の中学、つまりバラ中はほとんどDQNがいないところだった。

そういう意味では他の中学に比べて「兵力」では圧倒的に劣る。

暗黒地帯を形成する北中、西中のDQNの数は1学年で30人を超えていた。

石橋、ダンカンの多摩中も北中、西中ほど「危ない奴」はいないにしても、20人くらいはDQNがのさばっていた。多くは恰好だけだけど。

真田のバラ中は、真田を入れてわずか4人。

しかし、この4人がむちゃくちゃ強かったらしい。

ほんとは、強いというのとちょっと違う。
もちろん、強いんだが、フィジカルの強さや、
喧嘩の技術だけをとったら、同じような奴らは他の中学にもいたのだと思う。
そんなにずば抜けたのが4人も集まるというのは、変な話だし。
偶然にしては出来過ぎている。
同じ人間なんだしな。

ただ、意思の強さが、普通のDQNとはレベルがまったく違っていた。

310: 出川哲朗 ◆gc/JX/GnzA 2012/11/02(金) 18:08:15.66 ID:pboYP+9j0
他校を攻めまくっていた北中と西中も、
このバラ中にだけは行かなかった。
「人数いねーし」という空気を出しまくってはいたらしいが、
明らかにバラ中はヤバイ。

伝説には話に尾ひれがつくものだが、これから書く真田伝説については、
後でもっかい記述する。
まずは頭に入れておいてくれ。
先に言っておくと、誇張のところは後で修正する。
が、噂として流れていたのが、こういう類のものだから、
そりゃ石橋だって、ビビりまくるわけだ。

312: 忍法帖【Lv=28,xxxPT】(1+0:8) 2012/11/02(金) 18:31:39.33 ID:w7vxhG5tO
自分が恥ずかしながらDQNだったから出川の話は面白いww

316: 名も無き被検体774号+ 2012/11/02(金) 21:20:37.34 ID:29rjtMBH0
待ちきれない

319: 名も無き被検体774号+ 2012/11/02(金) 23:57:01.20 ID:sodOAc+Y0
このDQNたちも今ではおっさんなんだよなー
どうしてんだろ?

322: 出川哲朗 ◆gc/JX/GnzA 2012/11/03(土) 18:25:04.41 ID:0JC4MbO+0
おっすおっす。

>>303
痛みと共に記憶がよみがえる。ぶるぶる。

>>306
いえーい

>>307
俺、やっべ!
あ、そーそー、威嚇しておいて語尾に「?」ってアイツらよくやるw

>>308
おっすおっす^^

>>312
DQNだったのかw
時代はいつ?

>>313
やほ!

>>314
あの商法って、コンプリート欲求の刺激凄いよな。
それに、人間は100万儲かるよりも10万損する方を恐れる。
つまり、投資が無駄になると理性が働かないという行動原理を
よく知ってるよな。
結局、情報をいかにうまく隠ぺいするかが売上に直結するから、
どうも胡散臭いんだが。
2万突っ込んだスロットの席を簡単には立てない
そんな気分にしちゃうんだよな。

>>316
気力が出たぜ!

>>319
いまのDQNの方が虫みたいで怖いw


さて、いままで、
けっこう丁寧に登場人物と有名人をリンクさせてきた。
とはいえほんとのことを言うとさ、
ダンカンとか前田はけっこう似てるんだけど、
的場とか柴田は別に似てないんだよ。
的場は単に目つきが悪いってだけだし、
柴田にしたところで友達突っ込む時に声がでかいとかでさ。

ただ、イメージしづらいだろうから、
似てなくても無理矢理有名人とくっつけて今後も記述するから、
そこんとこよろしく(←これは俺より
さらに前のDQN用語な。テストに出るぞ)

では、尾ひれがついた真田伝説から再開しまっす。

323: 出川哲朗 ◆gc/JX/GnzA 2012/11/03(土) 18:38:02.60 ID:0JC4MbO+0
バラ中伝説その1:ヤキ志願

真田が所属していたDNQ4人組。

内部的には4人ともが対等な立場であったが、
対外的に頭と認定されていた奴が、須藤元気だった。

須藤は中1の時から、当時の中3のDQNのところに、
自分からヤキを入れて貰いに行っていた。

去年までランドセル背負っていた奴が、
なぜにヒゲでも生さんばかりの中3の先輩に
呼ばれてもいないのに殴られに行くか?
この須藤の育った環境ってどうなっているんだ?
と懸命なる読者諸君であるところのお前らは突っ込みを
入れたくなると思うが、これは後程つまびらかにするとして、
サクサク進める。

須藤は先輩のところに行くと、ただただボコボコにされる。
手を後ろで組んで。
倒れれば立ち上がり、再び殴られる。蹴られる。

不気味なガキだったんじゃないかと思うが
まぁ、相手もDQNなんでオモチャにしていた。

やられてもやられても週に2回は行く。

そんなことが3ヶ月も続くと、もうヤキは入れられなくなった。
須藤は中3連中から絶大な支持を受ける。

この須藤と、1年の時にタイマンでいい勝負をして、
ツルむようになるのが、サンドイッチマン富澤、辰吉丈一郎、真田の3人。

後に富沢、辰吉、真田も須藤がやったなら、
と3年のところにヤキを頼みに行く。
こうして出来上がった4人組には、
年上の中2連中もペコペコだった。

須藤、真田らが中2にあがると、異例の2年番格が誕生。
1つ上を飛び越して須藤が任される。
バックには、バラ中のOBが睨みを効かせる。
ステッカーの収入などの利権が全て須藤真田の4人に集中。
毎月50万円以上が黙っていても入ってくることになった。
4人で当分にしても12万5000円。
厨房の小遣いとしては普通じゃない。

324: 出川哲朗 ◆gc/JX/GnzA 2012/11/03(土) 18:46:49.38 ID:0JC4MbO+0
バラ中伝説その2:族を潰す

真田が中3の時、富澤の彼女が族に強姦された。
そのたまり場に出かけていって、
真田、富澤で
バッドでそのに居た9人の族をボコボコにした。
ほんとなら4人で行くべきところを、話を聞いたときに
真田と富澤しかおらず、2人で楽勝と出かけて行った。

いきなり襲撃されて中学生2人とはいえバッドで殴られたら、
そりゃやられるわな。

当然、このままでは終わらずに、あとで真田含めて4人とも、
族の連中に仕返しをされる。

公園でさんざんシメられても、ぜんぜん謝らないし、
イモも引かない。

真田はシメられた後、熱が3日くらいひかなかったが、
怪我が治り、再び、たまり場に今度は4人で出かけた。

相手はすでに警戒していて、4人vs15人で勝負にならずに、再び真田らボコボコ。
族に「二度と俺たちに構うな、次はこんなもんじゃ済まない」とクンロク入れられる。

関係なしなしのバラ中4人衆。
今後は個別攻撃として、族の奴らを見かけたら、とにかく囲んで袋にする。
バイクを燃やす。

そんな抗争をしていると、
その族と敵対関係のあったもう1つの族が出てきて、
真田たちに加勢しようとするも、真田らはこれを断る。

族のやつらも、いつ真田らが襲ってくるか分からないし、
バイクを燃やされたりと金銭的被害が大きすぎる。
何より、あの4人がハンパではない。
いくらボコボコにしても、まったく心が折れない。
中学生と真面目に抗争してるってのも
みっともないという判断もあり
「敵の族の助けを借りないお前ら、まじ凄い。
もう、うちら引くから。
女の件は、やった奴をきっちりシメてくれ。それは言ってある。
で、もう終わりにしてくれ」と向こうから持ちかけられて終結。
すでに戦力は減りつつあった。

追い打ちをかけるように、中学生に詫びを入れたという噂が広がり、
以前、真田らに同盟を持ちかけた族が残りを刈り取り、
その族は潰れる。

326: 出川哲朗 ◆gc/JX/GnzA 2012/11/03(土) 18:54:34.70 ID:0JC4MbO+0
バラ中伝説その3:ヤクザにもイモ引かない

辰吉と須藤が街でヤクザ2人と喧嘩になったことがあった。
2人相手に辰吉が軽くボコボコ。
須藤は見てるだけだった。
当然、後でお礼参りがきた。
真田を除く3人が集まっているところに、襲撃をかけられ
めったくそに殴られてから、拉致されて、事務所に監禁。

いわゆる素人であるDQNと、プロであるヤクザの違いは何か?

まず目的がプロは金である。
単にいきがっているDQNとは見てる方向性にブレがない。

次にスタンス。DQNはプライドだけで意地をはるが、
プロは引いたら「今後舐められて」商売に差し障りが出る。
つまり、経済合理性からも「引く」
という選択筋はない。
あったとしても、それはその世界の中の掟に従って、
顔が立つような環境を作った上でが前提である。

最後に、時間である。プロは学校やら付き合いやら、
場合によっては家の都合さえも関わるDQNとは異なり
「プロジェクトに使える時間の桁」が違う。
端的に言えば、殴って倒して勝って終わり、
というアマチュアの喧嘩ではなく、
勝った後に3日でも場合によっては1週間でも
監禁をして「しつけ」を行う。

328: 出川哲朗 ◆gc/JX/GnzA 2012/11/03(土) 19:10:07.13 ID:0JC4MbO+0
手口もまたエゲツない。
ヤクザは心理学のプロでもある。

事務所では、身体と心を砕くためのシケツが
行われるわけだが、同時に
人間の弱さへの深い洞察(笑)も加えられる。

ヤクザの事務所に監禁された3人は、どんな目に合されたのだろうか?

辰吉、富澤の2人が目隠しされて須藤がそのまんま。

でもって、縛られて、目隠しされてる2人が殴られまくる。
それを須藤だけは無傷で眺めている。

さすがにこの時、須藤は泣いて土下座して
「仲間を勘弁してください」
と言っていたらしいが、他の2人が「絶対引くな」と絶叫。

暗い部屋で、放置。たまに電球がついて、ボコボコ。

で、そのまま転がされて、糞尿垂れ流し。

たまに殴られる。

真田が先輩やらから情報を集めて、
バッドに釘を刺して事務所に乗り込む。
入口で捕獲。

当たり前だよ、真田・・・

真田もボコボコにされる。

当たり前だよ、真田・・・

まる1日くらい経ってから、親に電話しろと言われる。
金持ってこないと、こっちも顔が潰れる、とヤクザな論理。

殺せ殺せと4人で騒ぐ。

組長の次に偉い人(その組の若頭)が出てきて、

「お前らの根性は分かった。
今回はもういいだろ。
ただ、こっちも顔で商売してるから、いくらか、ツケろ。
親とか巻き込みたくないだろ?
ほんとは1人100万円の400万円のシノギにするつもりだったが、
1人10万円、合計40万円だけ、後輩から集めてこい。
これ断ったら、ほんとにこっちもやらないとならない。
正直言うと、いちいちこんなことで子供殺していたら、組が成り立たない。
あるいは、お前らのうち1人でもうちでしばらく住み込みすれば、
10万円も要らない。ってか、4人とも来い」

と言われて、40万円を持って詫びを入れた。

329: 名も無き被検体774号+ 2012/11/03(土) 19:27:45.15 ID:tJPQBoJPO
完全にネジとんでるなw

330: 出川哲朗 ◆gc/JX/GnzA 2012/11/03(土) 19:32:43.14 ID:0JC4MbO+0
8人に囲まれた須藤が全員半殺しにして息も乱してなかったとか、
辰吉がワンパンでどこどこ高校の番格をシメただの
「強さ」についての噂、伝説もあったものの、

人の口にのぼるのは
「どれだけ強いか?」
ということではなく

あの4人は絶対に引かない
モメたら最後

というものが目立った。
紹介した3つにしても、
別にマンガのヒーローのように勝っているわけではない。

先輩のヤキにしたところで、
ただやられるならば、強さは関係ない。
耐えられるかどうかは別にしてもだ。

族の襲撃にしたところで、
ぜんぜん勝ってない。
ってか、やられてる話の方が多い。

ヤクザ2人に喧嘩が勝ったのは凄いのかもしれないが、
考えてもみてほしい。
喧嘩三昧な血気盛んな15歳と
運動もロクにしてない酒浸りのヤクザの下っ端
(町で喧嘩するなんて、下っ端だろ?)では、
スタミナが違う。
喧嘩慣れの度合いがあまり変わらないのであれば、
勝ってしまうこともあるだろう。
あるいはシノギのためにわざと負けたのかもしれない。

そして、ヤクザのエピソードにしたところで、
結局は金を払って詫びを入れているわけだ。

このあたりの完璧じゃない感じも、伝説に信ぴょう性を与えてたし、
どっちに転んでも、中学生の所業ではない。

331: 出川哲朗 ◆gc/JX/GnzA 2012/11/03(土) 19:36:18.29 ID:0JC4MbO+0
さて、この噂、伝説は本当だったのだろうか?
火のないところに煙は立たないが、結果から先に言うと


    / ̄ ̄\
  /  \.i||i./\
  /   (○) (○)ヽ
 .|    (__人__) | いくらなんでもそんな中学生
 .|     `|::::::|  .|  いるかお!
 ヽ     .l;;;;;;l  /
 / ヽ    .`ー' .ノヽ
/           .ヾ


である。
もちろん、ほんとのこともある。
というか、実話がもとにはなっているが、ディテールが違いすぎる。

なぜそんなことを俺が知っているか?

>>190
でも書いたとおり
「俺の高校生活に一番影響を与えたのは 誰でもない、この真田」
である。

真田から直接訊く立場(関係性)になるあたりまで、
この物語が進んだ時に、再び記述をしたいと思う。

そう、俺は真田と親友に近い関係になるのだ。
出川のくせになwww

とはいえ「特攻の拓」のように、
「よく分からないけど、人物としてなぜか好かれて」
という曖昧なものではない。

そこには俺の戦略があった。
生き残るための必死の戦略である。
戦略を実行する戦術も、考え抜いた。
最初は打算しかなかったことを、予め告白しておこう。

それよりも大切なのは、俺のオアシスであるところの
図書室に乱入してきた珍獣、
石橋・ダンカンと対決に臨む
恥辱にまみれた俺の姿を見届けてくれ。

ってことで、しばし離席。

332: 名も無き被検体774号+ 2012/11/03(土) 19:40:14.90 ID:40TK4Xfu0
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